大和レジデンスオーナーの独り言 (27) ダルビッシュ完全試合まであと一人
3日大リーグレンジャーズのダルビッシュが大記録まであと一歩の
快投をおこなった。
アストロズ相手に9回ツーアウトまでバーフエクト。過去野茂英雄がノーヒットノーランを2度
記録しているが、27人目の打者にセンター前にはこばれ惜しくも日本人初の快挙を逃した。
試合後のインタビューでは「僕よりもチームメートが悲しそう。完全試合をしてもチームに3勝
5勝になるわけでもないので何にも思ってない」最後の打者に対しても「何にも思ってない。
初回の1球目と同じように投げた。」と平然と答えた。
正直な感想だろう。そして彼にはもう過去のこととして、次の投球のことで頭を切り替えている
だろう。自分の目指す、納得のいくピッチングを求めてこれからも進化し続けるだろう。
スポーツ選手に限らず誰であれ人は進化し続けなければならないのだろう。
そして進化をやめる時、それが人生の引き際なのかもしれない。
去年シーズン途中でヤンキースに衝撃的に移籍したイチロー。
年棒も下がり、レギュラーの保証さえもなく、スーパースターのイチローの実績からすると考え
られない条件で敢えて泥に塗れる覚悟で新天地に身を置いた。
内なる自分に進化し続ける姿を確信している限り、現役で燃えつきるまでプレーを続け、内なる
自分に進化し続ける姿を見出せなくなった時、自らバットを置く事だろう。
この点松井秀樹は本心から進化し続ける姿を見出せなくなったのか?名門ヤンキースで活躍した
ため自らの名誉のため内なる進化をやめ引退を余儀なくされたのではないか?
黒澤明監督が晩年「監督にとって最高の作品は?」と問われた時。即座に答えた。
「次の作品だよ」
世界の大御所となっても自分に妥協せず進化を求め続ける。
「世界の黒澤」の凄さをまざまざと思い知らされた言葉である。
感銘を受ける言葉だがくれぐれも一般人は間違った使い方をしないよいうに。特に男性
「あなたにとって最高の女性は?」
「次の女だよ」 隣りに居るカミさんに殺されます。
