大和レジデンスオーナーの独り言 (42) 一寸先は闇か光か

24日猪瀬東京都知事が辞職し、都議会の承認を得た。

400万票以上の都知事選最多得票で当選してからわずか1年と1日の在任期間である。

つい数ヶ月前は東京へのオリンピック招致で歓喜の渦の中にいたのだからまさに一寸先は闇。

そして闇にしたのはすべて原因自分論である。徳洲会グループから受けとった5,000万。金額

の多寡は別にして政治家としての志が高ければ、避けられた問題である。

他方一寸先は闇から光に転じたのは今年7月に厚労省事務次官に就任した村木厚子氏。

高知大学出身の異色のキャリアとして頭角を現した2009年障害者のための郵便割引制度の悪用

に絡む厚労省の文書偽造事件で起訴された。しかし「落ち込まず、あきらめず」の強い精神力で

454日を戦い抜き事件は大阪地検のでっち上げや証拠改ざんが明白となり無罪を勝ち取った。

安部首相が障害者等弱者と信頼関係を築き就労向上に繋げた手腕を買っての抜てきという。

しかし内閣不支持アップもなんのその原発再稼働、特定秘密保護法、靖国参拝と強引に突き進む

安部内閣をみてると福祉予算削減のために官僚としてのノルマ達成のための強力な切り札としての

「冤罪のヒロイン」の登用と勘ぐらざるを得ない。

村木厚子氏は今は廃案となった障害者にも応益負担を求めた「障害者自立支援法」成立の中心人物

である。「弱者切捨て」の批判に対しての村木氏の「障害があっても意志さえあれば働ける。弱者を

弱者でなくするのが福祉だ」という考えには納得しかねるところがある。

障害者には働く意志がないというのだろうか?障害者に働く環境が十分整っているのだろうか?

特により負担増の大きい重度の障害者の働く機会が保障されているのか?働けというのならまず

それらの環境整備が先決だろう。そしてそもそも働くことさえ出来ない人もいる。

「命は平等」それを実現するのが福祉。それを担保するのが国の役目。

「闇」の中でも希望と志をなくしてはいけない。それがないとずっと「闇」のままだ。

「光」の中にあっても思いやり、愛、感謝の気持ちが必要だ。それがないとまた「闇」が訪れる

両氏の今後の一寸先は闇か光か?

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