大和レジデンスオーナーの独り言(9) ピンチはチャンス
今年もあと2時間をきった。ー
また大晦日を迎えいろんなことがあったけどあっという間の一年だった
と毎年毎年飽きもせず同じ感想の繰り返しだ。
先日九州の製薬会社が漢方薬の原料となる甘草(カンゾウ)の栽培に成功
したとのニュースがあった。
甘草は漢方で70%も使われる生藥である。sarsやエイズに渡るまで多彩
な薬効が紹介されている。
内モンゴルで最も多く自生し中国で70%が生産されている。
日本では栽培が難しく中国からの輸入に頼っている。
ところが中国はレアースと同様輸出規制をかけ値段の高騰と共に材料
確保に困難を生じている。
そこで今回前述の製薬会社が研究に研究を重ね商品化を見据えた栽培に成功
したのである。更に素晴らしい事には震災で塩害に悩む東北地方の新たな産
業となる可能性があるということである。
まさにピンチを懸命の努力、創意工夫でチャンスにしたわけである。
70%という数字は面白いことに香川県の賃貸物件の入居率とほぼ同じである。
いっばいアバートやマンション等が増え過ぎ供給過多と嘆くまえに先程の会社
を見習ってこの危機的状況(ピンチ)をチャンスにしよう。
打つ手は無限にある。