大和レジデンスオーナーの独り言 (30) 対人用エアバック

2013年2月スエーデンの自動車メーカー「ボルボ」が歩行者用エアバック
搭載の車を販売開始した。

まさに目からウロコの話である。よくよく考えてみれば今まで販売されなかったのが
不思議である。
おそらく世界のメーカーも追随することだろう。
歩行者の事故死は欧米で14%。日本では何と36%。決して少ない数ではない。ベンツ
が世界最初のガソリン車を発明したのが1885年。100年以上経つのにこういった発想
はなかったのか?

ここ20年くらいで 車は確実に安全になった。何よりもボディ剛性が増し事故防止の
ためのシートベルト、エアバック、ABS、チャイルドシート等の様々の装置。
しかしいずれもドライバーないし利用者側の安全を守るためのものだ。
最近のハイテク装置、車両接近通報装置や自動追突防止装置もあくまでも利用者側の
ドライバーの安全を補助する装置である。

鉄のかたまりと生身の人間がぶつかれば人は必ず死ぬか大怪我をする。車は「凶器」
なのである。
しかし現代に於いては車がなければ人は経済活動を始めとする社会生活全般を送る事は
不可能だ。

だから人が社会生活を円滑に行なうため法律は歩行者にも交通法規を守ることを求める。
車が人をはねた場合、その人が信号無視して飛び出したどうかといった過失の有無が
具体的損害賠償の場面において考慮される(過失割合の問題)

しかし人が車にぶつかれば死ぬか大怪我をするのは間違いないのだから自動車メーカー
は人が死なない「車」を創る義務があるのではないか!
過失があろうがなかろうが100%歩行者が悪かろうがそれは別問題だ。歩行者が100%
悪いから死んでも仕方ないという事にはならないはずだ。

円安で円が1円下がればトヨタは500億の利益がでるといわれている。20円近く下がって
いるのだからその一部を歩行者対策に当てたらどうか?

トヨタをはじめ日本車は世界一の技術で「地球に優しい車」を創りあげた。
今度は世界一の技術で「人に優しい車」を創れるのではないか

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