大和レジデンスオーナーの独り言 (37) あれから68年 暑い夏 (2)
米国にとって原子爆弾はトップシークレットだ。だが
68年という時の経過は米公文書の機密指定解除等により新事実に遭遇できる事がある。
その反面貴重な証言が失われる可能性もあるが。
今回の「原爆使用は米英の共同決定」のニュースは日本人にとっては衝撃的な事実である。
GHQはアメリカが対日占領の実施機関として設置したものだから日本人は原爆投下も
米の単独行動と思いがちだ。がよく考えると日英同盟を破棄しビルマやシンガポールを
はじめ各地でイギリスと戦争をしているのだから戦後を見据えて連合国の二大大国が密約
を交わしていても不思議でない。
そうすると米国軍の犠牲を防ぎ早く戦争を終結させるために原爆を投下したというのは
明らかに嘘っぱちだ!
オリバー・ストーン監督のいう戦後体制即ちいずれ核開発し大国として君臨するでろう
対ソ連対策としてヒロシマ、ナガサキは核の威力の実験台にされたという見方が説得力
を持つ。
1950年以降米軍の核兵器事故は30件を超える。詳細はトップシークレットで汚染の実体は
明らかににされていない。30件は明らかになった数字で正確な数字は歴史の闇に葬りさられ
たままだ。「ブロークン・アロー」という映画にもなっている
1965年沖縄沖に核兵器を積んだ米軍機が水没した。今だに回収されていない。1メガトンの
水爆でその威力はヒロシマの原爆の60倍に匹敵する。核爆発でもしたら福島の汚染水排出ど
ころではない。何故かマスコミもほとんど取り上げてない。
そしてソ連(ロシア)やイギリスその他の核保有国の核事故暗号名「ブロークン・アロー」は
どの位の数にのぼるのだろう!地球は「核の惑星」だ!
核兵器はいつになったらなくなるのだろうか?
そもそも核兵器をなくす事は出来るのだろうか?