大和レジデンスオーナーの独り言 (34) 富士山登録後初の山開き
1日は世界遺産登録後、はじめての山開きということでテレビ各局は朝から
そのニュースで持ちきりだった。例年より2割り増しの人出だったらしい。
富士山の登山のシーズンは7月から8月末の2月間。この間山小屋が営業するから初心者
でも登れる。(食べ物等販売しており、トイレは山小屋にのみ併設されている)
去年の富士山の年間登山者数は32万だそうだ。そして天候の安定する7月下旬から8月末
にかけて集中するらしい。今年の山小屋はもう予約でいっぱいらしい。5合目(2500メー
トル)迄は車やバスで行って残りの1200メートル強を登る訳だが週末やお盆の登山道は大
渋滞。
帰省時期になると高速道路の渋滞がニュースとなるが世界遺産登録を機に登山者は増え続
けるだろうから5合目駐車場から頂上まで1200メートルの渋滞といったようにシーズン中
渋滞情報がテレビで流れたりして!
テレビではを宿泊や休憩を取らず一気に頂上を目指す「弾丸登山」の事も取り上げ注意を
促していた。
普段トレーニングを積んでいる人でも高山病になるのだからましてや充分休みを取らない
「弾丸登山」ならなおさらだ。善通寺からも毎年幾つかのグループが富士登山にいってい
るが、運動好きの若者でも何人かは高山病にかかっている。
もっともこれだけ登山者の数が多いと山小屋の収容能力を越えてしまうので仕方のない部分
もあるにはあるが、怪我や事故の多発で登録の見直しなんて事にならないよう登山者のマナ
ーとして自粛と関係自治体による規制も(特に夜間)必要だろう。環境整備のために入山料は
絶対とるべし。
川勝静岡県知事は「登録はゴールでなく始まり。国民が一丸となって富士山を守り、後世に
継承する」と訴える。
登山者の増加による安全性、環境破壊などその保全を危惧する声も多いが
登山者が一丸となって、富士山を愛し登山のマナーを守り富士山の自然を子供達に残してあ
げようという気持ちで結ばれていれば一部の不心得者も己の行いを恥じやがてその輪の中に
加わるだろう。
「日本の富士山」は「世界の富士山」になったのだから富士登山者も「世界一」マナーの良い
登山者を目指そう。