大和レジデンス オーナーの独り言 (39) 大相撲がやってきた
大相撲秋巡業「丸亀場所」が昨日(22日)丸亀市民体育館で開催された。
丸亀市内では22年ぶりである。
人気は白鵬、日馬富士の両横綱だがお目当ては小豆島出身の琴勇輝。「幕内力士」としての凱旋。
何と香川県出身の幕内力士は元関脇若三杉以来54年ぶりとなる。かけつけたファンはそんな数少
ない郷土のヒーローに、生で見る力士達の迫力ある取組に大満足したことだろう。
私が初めて「お相撲さん」を見たのはもう半生期も前になる。大相撲巡業「松山場所」のことで
ある。大相撲人気が全盛期を迎える「栃若時代」で人気力士は大スターだった。
そんな「お相撲さん達」が近くの銭湯に汗を流しに来た。
地方に住んでいる人たちが力士を生で見ることなど一生に一度あるかないかだったので銭湯の
入り口は人だかりで身動きできないほどだった。
力士達が浴衣姿で入り口から出てくる度に拍手と歓声がおこる。テレビで見るのと違って大銀杏
でなく普通の髷(まげ)である。
私も人混みに潜り込み白黒テレビで見たことしかない「お相撲さん達」を生でみれた事に大興奮。
「若乃花(初代)だ」「栃錦だ」「残念大ファンだった朝潮(初代)は見逃した」
当時の力士は今と比較すると大半は小兵力士だろう。しかしそれ故今の体力勝負の相撲と違って
業師や曲者が揃っており相撲の決まり手も変化にとんでおり、力士も個性的だった。
そして何より今と異なるのは「外国人力士」がいなかった。国技ということに固執していたのだ
ろう。「外国人力士第一号」高見山(現東関親方)の苦労や努力は想像を絶するものだったろう。
21日核兵器の非人道生とその不使用を訴える国連声明にようやく日本政府もようやく賛同した
唯一の被爆国でありながら米国の「核の傘」にあることを理由に拒み続け国内は勿論世界各国から
批判を受けていた日本。今回は国連加盟国193国のうち125国の賛同。(独り言35参照)
もはや「核なき世界」の流れは世界の趨勢(すうせい)として止めようがない
遅ればせながら一歩を踏み出した日本。私達も身近な問題として「安全保障政策」と「核廃絶」の
解消に向け政府にメッセージを送り続けなければならない