カラオケ喫茶アンソロジーノート(5) 耳を澄ませば冬のハーモニー
人には五感があり季節の移ろいも五感を通して感じ取る。
旬の食べ物に舌鼓をうち(味覚)、
ホコリを巻き上げながら体を吹き抜ける風に春を感じ(触覚)
むせかえるような若葉の匂いに初夏の訪れを知り(嗅覚)
目に飛びこんでくる鮮やか紅葉に秋を満喫する(視覚)
カラオケ屋のマスターを始めて10年目になるが残されたもう一つの感覚聴覚が鋭くなった
感じがする。
いつも大音量の中に居るから、耳は少し聞きつづらくなってはきたが少し音を聴き分ける
能力が出来てきた。
と言うよりか自分の周りの風景、街の風景だったり、ウォーキング途中の里山の景色に季節
の音色を感じ取ろうとする自分がいる。(勿論今迄でも虫の鳴き声に秋を感じてはいたが)
あなたも耳を澄まして下さい。
目を閉じてみて下さい。
ほら聞こえてきたでしょう!
冬の音色が!ハーモニーが!リズムが
私も耳を澄ましてみましょう。聞こえてきましたよ。
何じゃこの寒そうな風の音は!ブルルたまらん。寒い。
(北風の音は別に耳を澄まさなくても聞こえるやろ!普通そやろ!)